イヌトウキにはノルアドレナリン(交感神経末梢の伝達物質)の作用を抑制し、細い動脈の収縮を抑える働きを持つ物質があることが分かっています。
この物質は、末梢組織におけるインシュリンの作用を阻害することがないばかりか、その働きを助け、脂肪組織内に於いてグルコース(ブドウ糖)から脂肪合成を増強します。
現在、高血圧の発症機序としては、レニン・アンジオテンシン系と、神経系の関与が明らかになっています。このうちのレニン・アンジオンテンシン系にはアンジオテンシン変換酵素が関与している事も分かっています。
このアンジオテンシン変換酵素の働きで、活性型アンジオテンシンIIという物質が体内で増加すると、血管平滑筋収縮作用が非常に強まり、アルデステロン分泌が起こり、その結果、高血圧症が発生します。
現代医学では高血圧症の治療にアンジオテンシン変換酵素阻害剤が多く用いられています、このケースで、イヌトウキは強い「アンジオテンシン変換酵素阻害作用」のあることが分かっています。
高血圧症に襲われたとき、その血圧を下げる作用があることが、奥田拓道博士の実験で証明されています。
この血圧低下作用は高血圧状態においてのみ現れるものであって、血圧の正常な人や低血圧の人には現れません。